公益財団法人 大阪産業局

ゲスト さん

売上と利益、どちらが大事でしょうか。社員にはどのように伝えたらよいでしょうか。

Q

売上と利益、どちらが大事でしょうか。社員にはどのように伝えたらよいでしょうか。

売上目標を作って、社内で共有しています。ただ、社員には、売上だけでなく、利益についても意識してほしいと考えています。どのように伝えるとわかってもらえるでしょうか。

A

どちらも大切です。利益の必要性と利益のしくみを伝えることをおすすめします。


 売上という指標は、わかりやすく、イメージもしやすいので、目標にしやすい指標だと思います。しかし、会社経営にとって大事なのは「最終いくら残るのか」という利益ですね。ただ、利益という指標は、社内では見えにくく、伝えづらいものになっているかもしれません。また、利益が出ているということを、どのように捉えるかは人それぞれなので、どう意識してもらうのがよいのか、悩みますね。
 
 中小企業では、一人ひとりのパフォーマンスが会社の利益に大きく影響を与えると思います。したがって、売上だけでなく、利益のことも考えてくれる社員さんがいたら、社長にとって心強い存在となります。
 では、どのように、売上だけでなく、利益についても意識してもらうのがよいでしょうか。

1.なぜ、利益が必要なのかを伝える
 まず、会社にとって利益がなぜ必要なのかを伝えることが必要だと思います。利益は、売上から必要な仕入や経費を差し引いた残りのお金となります。これがなぜ会社にとって必要なのかを伝えるとよいと思います。
 ・売上はいつもあるとは限らない。売上の減少に備えるために必要だから
 ・突然の事故に備えるために必要だから
 ・借入金がある場合、利益がないと返済の原資がないから
 ・将来の設備投資に備えるために必要だから
 ・新事業を開発するために必要だから
 会社にとって必要な理由は様々ですが、守りと攻めの両面で会社の存続に必要であることを理解してもらうことが大切だと思います。

2.利益はどうやって生まれるのかを図解で示し、理解してもらう
 次に、会社の利益はどのようなしくみで生まれているのかを理解してもらうとよいと思います。数字や言葉だけで説明しても、人によって理解度はまちまちとなるでしょう。ここで活用したいのが「図解」です。

回答した専門家
神佐 真由美
税務、会計

神佐 真由美

税務はもちろん、管理会計・キャッシュフローを軸にビジネスドクターとして経営を支援...

事業を継続するだけで大変な時代です。経営は変化対応業/危機管理業といわれ、流れの早い現代だからこそ、常に数字を見て活用する経営が求められます。変化を読み取り、これからの意思決定に活かす管理会計の構築を支援します。一番身近なパートナー、ビジネスドクターとして、経営者が経営=挑戦に専念できる環境づくりを支援します。一緒に未来を描き、課題を見つけ、解決していきましょう。

ライセンス

税理士
認定経営革新等支援機関

重点取扱分野

1)貴社に必要な管理会計の提案と助言
会計は、事業のありのま...

この相談に関連する相談