公益財団法人 大阪産業局

ゲスト さん
プログラム/イベント:P-026882

「小さな企業が生き残る」 これからの時代のモノづくり×デザイン×経営



セメントプロデュースデザイン・金谷勉氏が語る

“技術が蘇るデザインの力”“日本のモノづくりへの想い” 優れた技術を持つ中小企業が日本には多く存在します。 しかし、 「素晴らしい技術を持っているのに、売れない・・・」 「新技術で新しいモノづくりに挑戦したいが、糸口が見つからない・・・」 など、縮小する国内市場の問題や激しさを増す国際競争から、厳しい環境に追い込まれています。 そんな中小企業の悩みに真剣に向き合い、技術をデザインの力で再構築し、新しい可能性に変えることで大ヒット商品を数々生み出してきたのが、金谷勉氏が率いるセメントプロデュースデザインです。 同社が提案するデザインは単純にカタチやイメージをつくることだけではありません。 お客様へモノの価値をお伝えするコミュニケーションや、職人さんが気持ちよくモノづくりをできる環境など、モノに関わる全ての人の関係性をデザインするのです。 セメントプロデュースと金谷氏自身の紆余曲折を経てきたストーリーやモノづくりへの想いに、モノづくりメーカーとして国内外に展開を広げるベンチャー企業・マザーハウスの取締役副社長の山崎大祐氏が迫ります。 お二人のトークから、新しいモノづくりのあり方に迫るだけでなく、次なるビジネスのアクションのヒントがたくさん生まれること必至です。 皆さまのご参加お待ちしています。



コーディネーター・山崎大祐氏が語る「ココが聴きどころ!」

◆なぜこれほどまでにヒットを生み出せるのか? 私がセメントプロデュースデザインのプロダクトに初めてであったのは、雑貨屋さんにあった鯖江のメガネフレームを作る技術でつくられた「耳かき」でした。 「これ、作った人、めっちゃ賢い!」って思ったことを今でも覚えています。 その後も、セメントプロデュースデザインが作り出したヒット商品をたくさん見てきましたが、モノ余りの過当競争の時代に、これほどまでにヒットを出すって本当に難しいことのはずなのです。 その思考に迫ることは、間違いなく皆さんのヒントになります。 ◆実はアイデアの力だけでない、様々な人をまとめるマネジメント力 「モノづくりでヒットを生み出す」 言うは易しですが、実は難しいのは、様々な背景で働く人たちをまとめる力です。 モノができてお客さまに届くまでには、企画したあと、素材から組み立て、物流から販売店まで、様々な人がかかわります。 その流れを設計できなければ、売れるものは作れません。 そのマネジメントのノウハウに迫りたいと思います。 ◆めちゃめんどくさいことをやっている背景にある想いとは? 金谷さんは、直接仕事に繋がることだけでなく、全国を飛び回り、モノづくり関係者の人たちの対話の場をつくっています。 正直、めちゃめちゃタフだなぁと思いつつ、その裏側には、日本のモノづくりに対する熱い思いを感じるのです。 その熱い思いをぜひ語ってもらいたい!

話し手

谷 勉(かなや つとむ)氏 有限会社セメントプロデュースデザイン

代表取締役社長/クリエイティブディレクター

1971年大阪府生まれ。

京都精華大学人文学部を卒業。

大学卒業後、企画制作会社勤務を経て、1999年にデザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を大阪にて設立。 企業の広告デザインや商業施設のビジュアル、ユニクロ「企業コラボレーションTシャツ」、コクヨの博覧会「コクヨハク」、星野リゾートアメニティ開発などのディレクションなどに携わる。

その傍ら、自社商品の開発・販売を行い、東京表参道にギフトショップ&ギャラリー「コトモノミチat TOKYO」を展開。 2011年からは、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、500を超える工場や職人たちとの情報連携も進めている。 経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動は、テレビ番組『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)で取り上げられ注目を集めた。

各地の自治体からの勉強会や講演の依頼も多く、年間200日は地方を巡る。 2014年度からは京都精華大学と金沢美術工芸大学でも講師を務め、2018年京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員に就任。

近著に「小さな企業が生き残る」(日経BP社)。



聞き手

山崎大祐(やまざき だいすけ)氏 株式会社マザーハウス 取締役副社長  1980年東京生まれ。

慶應義塾大学総合政策学部卒業。 大学在学中にベトナムでストリートチルドレンのドキュメンタリーを撮影したことをきっかけに、途上国の貧困・開発問題に興味を持つ。 2003年、ゴールドマン・サックス証券に入社。 エコノミストとして、日本およびアジア経済の分析・調査・研究や各投資家への金融商品の提案を行う。 2007年3月、同社を退社。 大学時代の竹中平蔵ゼミの1年後輩だった山口絵理子氏が始めたマザーハウスの経営への参画を決意し、同年7月に副社長に就任。 マーケティング・生産の両サイドを管理する。 マザーハウスは途上国でバッグやジュエリー、シャツなどを生産。 国内29店舗、香港および台湾8店舗で販売している(2018年7月現在)。